GA4時代のアクセス解析を理解する

Googleアナリティクス4(GA4)は、従来のユニバーサルアナリティクスとは設計思想が大きく異なります。ページビュー中心からイベント中心のデータモデルに変わり、ユーザーの行動をより正確に追跡できるようになりました。無料で使えるのに、正しく設定している企業はまだ少数です。

GA4で見るべき5つの指標

指標GA4での確認場所目安
アクティブユーザー数レポート > ユーザー属性 > 概要月間推移で増加傾向か
エンゲージメント率レポート > エンゲージメント > 概要50%以上が目標
平均エンゲージメント時間同上1分以上が理想
流入経路別ユーザー数集客 > トラフィック獲得Organic Searchの割合に注目
コンバージョン数レポート > エンゲージメント > コンバージョン目標値を事前に設定

GA4では「直帰率」に代わり「エンゲージメント率」が重要指標になりました。10秒以上滞在、2ページ以上閲覧、コンバージョン発生のいずれかを満たすとエンゲージメントとして計測されます。

イベントトラッキングの設定

GA4では全てのデータが「イベント」として記録されます。自動収集されるものと、手動で設定が必要なものがあります。

  • 自動収集イベント — page_view、scroll、click、first_visitなど。設定不要で即座に計測開始
  • 拡張計測イベント — ファイルダウンロード、外部リンククリック、動画再生。管理画面でON/OFFを切替
  • カスタムイベント — 問い合わせ完了、資料請求、電話タップなど。GTM(Googleタグマネージャー)で設定

コンバージョン設定の手順

サイトの成果を測るには、コンバージョンの設定が不可欠です。以下の手順で設定します。

  1. GA4管理画面で「イベント」を開く
  2. 計測したいイベント(例:問い合わせ完了ページの表示)を作成
  3. 該当イベントの「コンバージョンとしてマークを付ける」をONにする
  4. テスト送信で正常に計測されるか確認

カスタムレポートの活用法

「探索」機能を使えば、標準レポートにない深い分析が可能です。

レポート種類用途設定難易度
自由形式レポートディメンション×指標の自由な組み合わせ低
ファネルレポート問い合わせまでの離脱ポイント特定中
経路データ探索ユーザーのページ遷移パターン把握中

よくある設定ミス5選

  • GTMとGA4タグの二重設置 — データが2倍に膨らみ正確な分析が不可能に
  • 内部トラフィック除外忘れ — 自社アクセスが含まれて数値が歪む。IPフィルタを必ず設定
  • クロスドメイン設定の漏れ — 予約システム等の外部ドメイン遷移でセッションが切れる
  • コンバージョン未設定 — 成果が計測できずサイト改善の根拠が得られない
  • データ保持期間がデフォルトの2ヶ月 — 管理画面で14ヶ月に変更しておく

KANADE WEBのアクセス解析対応

KANADE WEBのプロプランではGA4の初期設定、コンバージョン設定、月次レポート作成を標準で対応。数字の読み方がわからなくても、具体的な改善アクションとセットでご報告します。