自社のホームページをChromeで開いたとき、アドレスバーに「保護されていない通信」と表示されていませんか。もし表示されているなら、そのサイトはSSL(暗号化通信)に未対応です。そしてこの状態は、あなたが思っている以上に深刻な問題を引き起こしています。

「保護されていない通信」とは何か

SSLとは、Webサイトとユーザーの間の通信を暗号化する仕組みです。SSL対応済みのサイトはURLが「https://」で始まり、ブラウザに鍵マークが表示されます。一方、未対応のサイトは「http://」のままで、通信内容が第三者に傍受される可能性があります。

Google Chromeは2018年から、SSL未対応のすべてのサイトに対して「保護されていない通信」という警告を表示するようになりました。これは問い合わせフォームがあるサイトだけでなく、すべてのページが対象です。

警告表示がユーザーの離脱を招く

「保護されていない通信」という警告は、一般のユーザーにとって不安を感じさせるメッセージです。GlobalSignの調査によると、セキュリティ警告を見たユーザーの約85%がサイトの利用をやめると回答しています。

特に初めてサイトを訪れるユーザーにとっては、その企業の第一印象が「安全でないサイトを運営している会社」になってしまいます。これは信頼性の面で大きなマイナスです。

SEOにも悪影響がある

Googleは2014年からHTTPS対応を検索ランキングのシグナルとして使用していると公式に発表しています。つまり、同じ内容のサイトであれば、HTTPS対応しているサイトの方が検索結果で上位に表示されやすくなります。

また、Googleは2021年からCore Web Vitalsを重視しており、安全な接続はユーザー体験の一部として評価されています。SSL未対応は、検索順位を下げる直接的な要因のひとつです。

個人情報が漏洩するリスク

SSL未対応のサイトでは、ユーザーが入力した情報が暗号化されずにネットワーク上を流れます。問い合わせフォームに入力された名前、メールアドレス、電話番号などが、悪意のある第三者に傍受される可能性があるのです。

万が一情報漏洩が発生した場合、企業の信頼は大きく損なわれます。2022年の個人情報保護法改正により、漏洩時の報告義務も厳格化されました。「小さな会社だから大丈夫」ということはありません。

SSL対応の方法と費用

SSL対応にはいくつかの方法があります。

方法 費用の目安 特徴
無料SSL(Let's Encrypt) 0円 多くのサーバーで利用可。設定は必要
共用SSL(サーバー標準) 0〜数千円/年 レンタルサーバーの標準機能として提供
企業認証SSL 3〜10万円/年 企業の実在確認あり。信頼性が高い

ただし、既存サイトへのSSL導入は単に証明書を入れるだけでは済まない場合があります。サイト内のリンクや画像パスの修正、リダイレクト設定、外部サービスとの連携確認など、技術的な対応が必要です。自社で対応が難しい場合は、制作会社に依頼するのが確実です。

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「保護されていない通信」の警告が表示されている状態は、毎日お客様を逃していることと同じです。早めの対応をおすすめします。