PDF、スマホで読めていますか?

「お知らせはPDFで掲載しています」。自治体や団体のサイトでよく見かけるこの対応、実はユーザーに大きな不便を強いています。

スマホでPDFを開くと、文字が小さくて読めない。ピンチイン・ピンチアウトを繰り返す。ダウンロードに時間がかかる。調査によると、スマホユーザーの約70%がPDFリンクをタップした後、内容を読まずに離脱しています。

PDF vs HTML|比較表

項目PDFHTML
スマホ表示拡大縮小が必要自動で最適化
Google検索インデックスされにくい正しくインデックス
読み上げソフト対応が不完全完全対応
更新コスト元ファイル編集→再変換→再アップテキスト修正のみ
表示速度ファイルDLが必要(平均2〜5秒)即時表示(0.5秒以下)
文字サイズ変更不可ブラウザ設定で可能

変換の5ステップ

  1. 棚卸し:サイト内の全PDFをリスト化し、閲覧数を確認
  2. 優先順位づけ:月間100PV以上のPDFを最優先に選定
  3. 構造設計:見出し・表・リストなどHTML要素に分解
  4. コーディング:レスポンシブ対応のHTMLページとして実装
  5. リダイレクト設定:旧PDFのURLからHTMLページへ301転送

アクセシビリティへの影響

障害者差別解消法の改正(2024年4月施行)により、自治体サイトのアクセシビリティ対応は義務化されました。PDFはスクリーンリーダーでの読み上げ精度が低く、JIS X 8341-3の適合レベルAAを満たしにくいのが現状です。

アクセシビリティ項目PDFHTML
見出し構造の認識タグ付きPDFのみ対応h1〜h6で自動認識
表の読み上げ順序不安定th/td構造で正確
ハイコントラスト表示非対応OSの設定に追従

変換コストの目安

方法費用(1ページあたり)品質
自力で変換(Word→HTML)0円(作業時間30〜60分)低〜中
変換ツール利用無料〜月額5,000円中
制作会社に依頼3,000〜10,000円高
KANADE WEBのプラン内対応実質0円(50件まで込み)高

どのPDFをHTML化すべきか

全てのPDFを変換する必要はありません。優先すべきは以下の3種類です。

  • お知らせ・ニュース:閲覧頻度が最も高い
  • 制度案内・手続きガイド:住民の実用性が高い
  • 届出書類の説明ページ:問い合わせ削減に直結

KANADE WEBのPDF HTML化

KANADE WEBのスタンダードプラン(自治体向け)では、主要50件程度のPDF HTML化を含めたリニューアルを行っています。棚卸しから優先順位づけ、リダイレクト設定まで一括対応します。